田村神社は近江国(滋賀県)と伊勢国(三重県)の国境にあり
古来には京都より伊勢へと参宮する交通の要衝でした
その道中、鈴鹿峠に悪鬼が出没して旅人を悩ましており
嵯峨天皇の勅命を受けた坂上田村麻呂が、この地で悪鬼を退治したという伝
説が残っています
その後、悪鬼の祟りにより、凶作が続いたため坂上田村麻呂を主祭神とした
田村神社が812年創建されました
そのため開運厄除や交通安全のご利益が有名です
また、社殿前を流る御手洗川に節分の福豆を年の数だけ
東に向かい祈念をこめて流せば禍は流れ去るとされていて
これが節分の日に年の数だけ福豆を食べる習慣の始まりだそうです