コロナ禍で3年ぶりに行動制限のない夏休み。成田空港では海外で過ごす人の出国ラッシュが続いていました。こうした中、タイ旅行中の帰国前検査で家族全員が陽性となったという女性に話を聞きました。“見知らぬ土地での隔離生活”で必要だと感じたこととは?
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8日夜、成田空港に長い行列ができていました。
ハワイ旅行に行く家族
「ハワイが好きなんですね。3年ぶりなんで」
ハワイ旅行に行く夫婦
「観光とショッピングに」
「え、新婚旅行じゃないの?」
「あ、新婚旅行です。行ってきます」
日本航空のハワイ便は、8日が出国のピークです。お盆シーズンの予約率は、昨年の10倍以上だといいます。
感染者数が落ち着いていた4月にチケットを取ったという一家は、悩みながらも旅行を決行しました。
3年ぶりの海外旅行 夫
「(チケット)取った時より、6倍くらい(感染者)増えてて、(キャンセル料)4人で、だいたい100万超えるくらいだった」
その代わり、治療費が無制限となる保険に入るなど“最悪の事態”を見据えた対策をとっていました。
3年ぶりの海外旅行 夫
「(感染して)、ECMOとかになっちゃうと、1千万単位で(治療費が)かかってしまう。もう最悪のことしか考えなかったです。今回は」
3年ぶりの海外旅行 妻
「楽しみなんですけど、やっぱり心配でもあるので…。でも行くからには、いい思い出ができるように」
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8日、東京都で新たに1万7884人の新型コロナウイルス感染者が確認されました。感染者数の高止まりが続く中、3年ぶりの行動制限のない夏休みをどう過ごすのか、東京・渋谷で聞きました。
行き先を変更した大学生(21)
「沖縄旅行に行く予定だったんですけど、コロナが怖いので、近場の石川県に変えました」
沖縄旅行の日程を変更した大学生
「8月だとコロナ多いから、ちょっと日にちをずらして」
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