北大生が九州から来た友達をもてなす5泊6日の北海道旅-積丹編-
いやそれなりにね、語彙力はあるはずなんですよ。
いくら理系とは言え、大学生ですし。本もそれなりに読んでますし。
でもね、言葉が出ません。「すげえ」しか言えません。
これは僕らが悪いんじゃなく、それくらい美しい景色とグルメのせいなんです。
そう、僕らは悪くない。
「神威岩・神威岬の伝説」
文治五年(1189年)平泉の戦に敗れた源義経は兄頼朝に追われ、蝦夷地の首長宅に辿り着いた。首長の娘「チャレンカ」は義経を強く思い慕っていたが、義経は時を虚しく過ごすのに忍びなく、行方を告げずに首長宅を出て北へ進み、神威岬にたどり着く。
それを知ったチャレンカは義経を追い、やっと神威岬に着いたが、時遅く義経はすでに船出した後だった。
はるか沖を行く船に向かい、神威岬からどんなに呼んでも及ばず、悲しみに泣く声は吹きすさぶ風の音にかき消され義経の耳へは届かなかった。悲しみに打ちひしがれたチャレンカはついに気が狂い、神威岬から海へと身を投じた。
そしてまもなく、チャレンカは神威岩に化身したと伝えられている。
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