山道を2時間以上登らないとたどり着けない場所にある、“日本一雲に近い”露天風呂・本沢温泉「雲上の湯」。秘湯にもかかわらず利用者が、去年の3倍に!?なぜ、こんなところまでやってくるのか追跡しました。
■工程約6キロ…待ち受ける“3つのポイント”
秘湯があるのは、八ケ岳の長野県側。登山道の入り口で、新潟県から来たグループに出会いました。
山岳会リーダー 戸貝美枝子さん:「30代が1人、60代が3人、70代が1人」
最高齢の71歳、山岳会リーダーの戸貝美枝子さん。20代から半世紀近く山登りを続けています。
戸貝さん:「最近は、温泉のある山がすごく好きになった。まったりしたい」
日帰りの人が多いといいますが、戸貝さんたちはテント泊をするため、15キロもの荷物を持って登ります。
戸貝さん:「久しぶりなんです。こんなに大荷物を背負って登るの」
登山道の入口から秘湯までは、およそ6キロ。3つのポイントがあるといいます。
■「地獄坂」の先に見える“絶景”
1つ目は、ほぼ中間地点で待ち受ける急こう配。疲れがたまった登山者の心を挫く“地獄坂”です。
戸貝さん:「ハア、ハア」
しかし、この先に、とっておきのポイントが待っているのです。
戸貝さん:「どこ?木の間?私には見えない」
男