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この週末、早咲きの河津桜が満開となり、多く観光客が集まりました。大渋滞も発生し、バスツアーの予定にも大きな影響が出ました。
■花見満喫 3年ぶり“行動制限なし”
川沿いに連なるおよそ850本の桜並木。早咲きで有名な河津桜が満開を迎え、色鮮やかなピンクのトンネルが来場者を出迎えます。
河津桜発祥の地・静岡県河津町。この週末は、全国から多くの人が訪れました。
福島からの来場者:「福島から。8時くらいに出て、着いたのが午後4時すぎ。8時間くらい」
山梨からの来場者:「山梨から来ました。香りがすごい。来たら、もう桜の香りがすごい、いいにおいだなと思って」
今年は、これまで設置していた検温ブースを廃止するなど、3年ぶりに行動制限のない祭り。多くの屋台も出店しました。
東京からの来場者:「一番ピークの時に来られて、良かったなって」「すごいきれいです。でもちょっと『花より団子』的な。桜まんじゅう、すごくおいしいです」
東京からの来場者:「桜サワーもおいしくて。桜サワー2杯目です」
「桜のお酒」に「桜のソフトクリーム」。見て!食べて!と、桜を思う存分、満喫していました。
■外国人客“感激”「パーフェクト」
インド出身 東京からの来場者:「皆、今年を楽しみに待っていました。きれいです。とてもきれいです」
今年は、外国人観光客の姿も増えています。
ドイツからの観光客:「桜がとてもきれいです。ヨーロッパには、どこにもないので特別だ」
香港から来た観光客は、穴場スポットへ向かいます。
香港からの観光客:「パーフェクト。とてもきれいだ」
■バスツアー “2時間遅れ”到着
インバウンド効果もあり、今年は50万人の来場者が見込まれていますが、人が増えることで、こんな問題も起きています。
会場にはおよそ50カ所、1500台分の駐車場が用意されていますが、午前中から“ほぼ満車”。駐車場を利用したい来場者と係員との間では、こんなやり取りもありました。
係員:「出て下さい」「真っすぐ行って、真っすぐ。ここダメダメ」
来場者:「だから、待っています。待っている、待っている」
係員:「ダメダメ。後ろ並んじゃっている」
来場者:「皆同じ(待っている)だから。だから、待っている」
駐車場待ちの影響で、道路は大渋滞となりました。団体客のスケジュールにも影響が出ていました。
バスツアー添乗員:「予定だと、12時すぎに着く予定だったが、今、午後2時20分なので、2時間くらい遅れています」
バスツアー客:「小田原寄る予定が、寄らないで、ここに来た」
■“花粉”猛威「皆くしゃみして」
そんな河津桜が見頃を迎える時期になると、人々を悩ませるのが「花粉」です。
三島からの来場者:「薬を飲んだりして。でも、皆くしゃみして、花粉飛んでるなって感じ」
山梨からの来場者:「鼻に栓をしています」
今週は、関東から九州にかけて本格的な花粉シーズンが到来。27日は、スギ花粉を中心に飛散が「やや多く」なっていて、28日・来月1日は気温が上がり、「非常に多い」飛散が予想されています。
■穴場…電車の車窓から「春の訪れ」
人が集まる桜並木とは対照的に、こんな桜もあります。
大宮操車場 高橋礼一駅長:「あちらが、見頃を迎えている大宮操の桜です」
埼玉県・大宮駅の近く、貨物列車用の大宮操車場駅にある1本の寒桜です。
20代会社員:「知っています。通勤時に電車の窓から見えるので」
40年前に国鉄職員が植え、今では車窓から外を眺める乗客に、一足早い“春の訪れ”を告げる桜となりました。
40代会社員:「桜が色付いていると、あ!って気付く瞬間ですよね。春来たなみたいな」
夜間には、ライトアップもされています。ちなみに「上野東京ラインの下り電車」が、この桜を一番見やすいということです。
高橋駅長:「駅に来て見るというよりは、車窓から見てもらおうということで。社員の発案で始めたものです。ちょうど、ここだけが明るくなるという幻想的な感じになります」
(「グッド!モーニング」2023年2月27日放送分より)
[テレ朝news]