三年ぶりに開催された網代の阿治古神社例大祭に行ってきました。
ひもの銀座を行くと、漁師町の雰囲気がいまだに色濃くのこっていて、
味わい深いものでした。
平鶴の旅館のお部屋からは、湯河原、熱海、伊豆多賀の住宅やホテルの街明かりが見え、
東海道線、伊豆急行のこれまでの数々の旅が思い起こされました。
【 網代について】
港まち・漁師まちの網代。
網を入れる場所(定置網の漁場)ということから地名に転じた。
江戸時代は「京大阪に江戸網代」とうたわれて
江戸への海路の要衝として西国からの廻船で賑わっていた。
現在は定置網漁業でアジ・サバを中心に水揚げをしている。
また、イカも名産で、「イカメンチ」という郷土料理も有名。
【 ひもの銀座について】
以前は40店舗近くお店があり、賑わっていたが、
現在は10件にも満たないという。
【熱海温泉郷について】
・ 伊豆湯河原温泉 湯河原の千歳川を境に静岡県側
・ 伊豆山温泉 走り湯を中心に発展
・ 熱海温泉
・ 南熱海網代温泉 多賀/網代地区の温泉場
【伊東線について】
明治22年、東海道線は国府津-御殿場-沼津経由で開通。
大正14年、国府津-熱海間が開通。
昭和9年、熱海-沼津間が開通。
昭和13年、熱海-伊東間が開通。
伊東線が誕生する。
静岡県内でJR東日本の管轄は、
東海道本線の丹那トンネル以東と伊東線のみである。
昭和36年、伊東-下田間が開通。
伊豆急行線が全線開通となる。
【阿治古神社について】
7/19-7/21に例大祭が行われる。
御神幸行列は船形の神輿「両宮丸」が使われる。
豊臣秀吉から使用が許された「流れ瓢箪」と
徳川家光から使用が許された「白の吹き流し」が使われる。
また、例大祭で行われる阿治古神社鹿島踊は
熱海市無形文化財に指定されている。
*天正18年(1591年)には豊臣秀吉が小田原征伐を行った際、
網代村に対して厚木城を攻めるための軍船を出すことを命じた。
そのため網代村からは30艘が出船した。
厚木城は無事に陥落したことから、
秀吉は阿治古神社に対して褒美を与え、
「流れ瓢箪(ながれふくべ)」の幕染めを許可した[。
また、徳川将軍家の御座船である安宅丸を
江戸に曳航した際、徳川将軍家より「白の吹き流し」が許可された。
* 南熱海網代温泉旅館組合「伊豆網代温泉観光ナビ」
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